あらゆるコブ滑りの土台!ピボット操作
コブ斜面を安定して滑るために必要な要素は色々とありますが、前提として「スキーを思い通りに操作できるか?」という事は、重要なポイントになります。
コブ斜面は、非常に狭い範囲で1ターンを終了させなければいけません。
時には2,3m以内でターンを終了させなくてはいけない場合もあります。
そんな状況では、スキーが曲がってくれるのを待っていたりしたら1ターンが到底間に合わないのです。
ではどうするかというと、自らスキーを回してターンを終了させなくてはいけない。ということになります。
それも、素早くコンパクトに!
この、スキーを自ら操作する。スキーを回す。スキーを動かす。ということができない人はコブを滑れません。
ごまかして滑ったとしても、いつ破綻するのかハラハラドキドキ!といった感じではないでしょうか?
スキーを操作できずに、コブを滑れないでいる方の特徴として、
- 1コブに対して1ターンが間に合わない
- ズレが思い通りに使えない
- エッジにすぐ寄りかかる
- 暴走しやすい
といった特徴があります。
スキーを自ら操作できないために、スキーに滑らせてもらっている状態かもしれません。
自分が主体ではなく、極端にいえばスキーが勝手に滑っている状態なので、コブの間隔の変化に対応する事ができません。
そもそもコブの間隔、大きさ、形状などは、いつもバラバラなのです。
なぜか自分のイメージよりもスピードが出てしまう。という方はズレをコントロールできていない可能性が高いのですが、ズレを練習する事と同時に必要な事が、今回のレッスンテーマである、スキーを思い通りに操作するという事になります!
ピボットには幅広い意味として「方向転換」があります。コブという限られたスペースでスムーズな方向転換を可能にする事がピボット操作のレッスンとなります。
▲「スキーを思い通りに操作できるか?」は、あらゆるコブ滑りの土台になります。
このレッスンでの目標
- ピボット操作のポイントを抑え、コブという限られたスペースで思い通りにスキーを操作する。
- 両スキー同調した操作でスキーがバラける事を防ぐ
- ズレを多様した滑りで10〜20コブを安定してクリアする
- 回し込んだ滑りへ発展させ、コブの中でターン弧を描く事につなげる
対象レベル
このレッスンの対象レベルは 初級1クラス 〜 初級2クラス
このレッスン(ピボット操作)は、あらゆるコブ滑りの土台となるレッスンですので、コブ滑走がはじめての方から、10〜20コブを低速で安定して滑りたいといった方が対象となります。
最低限必要な技術レベルは、中級斜面の整地をパラレルでコントロールして滑れる事です。
また、中級1クラス参加にはこのレッスンの内容が完成している必要がありますので、しっかりとマスターしておきましょう。
クラスの目安
初級1クラス
安全を重視して一コブずつコブに慣れること。コブのはじめの一歩を踏み出すためのクラスです。1コブずつ止まりながら少しずつ連続ターンへ移行していきます。(中斜面の整地をパラレルでコントロールして滑れる事が参加の最低条件になります)
初級2クラス
連続してコブを降りれるようになりたい方対象。コブの中で低速を維持した連続ターンを目標とするクラスです。
中級1クラス
ある程度連続して滑れるが安定しない、リズムが良くない等、低速~中速で滑る中で安定感や綺麗さを求める方対象とした、ステップアップクラスです。初級2クラスで連続して滑る自信がついてからご参加ください。
中級2クラス
コブを縦にすべりたい。縦に滑る中でのコントロールを身につけたい。などちょっとアグレッシブにコブを滑りたい方のクラスです。すでに低速〜中速で安定してコブを滑れる事が条件になります。