コブ斜面を安定して滑るために必要な要素は色々とありますが、前提として「スキーを思い通りに操作できるか?」という事は、重要なポイントになります。
コブ斜面は、非常に狭い範囲で1ターンを終了させなければいけません。
時には2,3m以内でターンを終了させなくてはいけない場合もあります。
そんな状況では、スキーが曲がってくれるのを待っていたりしたら1ターンが到底間に合わないのです。
ではどうするかというと、自らスキーを回してターンを終了させなくてはいけない。ということになります。
それも、素早くコンパクトに!
この、スキーを自ら操作する。スキーを回す。スキーを動かす。ということができない人はコブを滑れません。
ごまかして滑ったとしても、いつ破綻するのかハラハラドキドキ!といった感じではないでしょうか?
スキーを操作できずに、コブを滑れないでいる方の特徴として、
- 1コブに対して1ターンが間に合わない
- ズレが思い通りに使えない
- エッジにすぐ寄りかかる
- 暴走しやすい
といった特徴があります。
スキーを自ら操作できないために、スキーに滑らせてもらっている状態かもしれません。
自分が主体ではなく、極端にいえばスキーが勝手に滑っている状態なので、コブの間隔の変化に対応する事ができません。
そもそもコブの間隔、大きさ、形状などは、いつもバラバラなのです。
なぜか自分のイメージよりもスピードが出てしまう。という方はズレをコントロールできていない可能性が高いのですが、ズレを練習する事と同時に必要な事が、今回のレッスンテーマである、スキーを思い通りに操作するという事になります!
ピボットには幅広い意味として「方向転換」があります。コブという限られたスペースでスムーズな方向転換を可能にする事がピボット操作のレッスンとなります。