2023/4/8,9の2日間、開催させて頂いた白馬五竜での初級コブレッスンのレポートをお届けします。
ご参加頂いた皆さんありがとうございました!
担当の松谷より
今回の初級2は、大きな伸び上がり運動と自らスキーの向きを変える為に必要な回旋の力。それと切り返し直後からの早いスライドをテーマにレッスンをいたしました。
まず立ち上がりですが、立ち上がる事で抜重が出来てスキーの向きが変え易くなったり、コブの起伏から受ける(下から持ち上げられるような)力に対応が出来たり、切り返しの難しい場面で時にはジャンプで方向変えたり、などなど。
立ち上がりはとても必要な動作ですし、初級では特に重要視しています。
コブの中で、立ち上がる動作を変化させれば、曲げ切り替えの様な滑りにもなりますので、初級のうちに是非マスターしておきたいですね。
それから回旋ですが、コブは、ここでなになに、あそこでなになに。
確実にその場所で、なになにしないといけない制限滑降です。
スキーの反応の回旋を待ってるようでは間に合いません。
どれだけの向きまで回旋するのか、その向きにするまでの時間。回旋の量と回旋スピードを自在操れる事が大切です。
それからテール大きく動かすターン前半のズレ(扇状のズレ)はとても必要です。
切り替えしから次コブに向かう時に何もしなければ、スキーはスルスルと落ちていきます。
「なんでスルスルと落ちて行くのよっ!」とぼやいてもスキーは落ちるのが仕事なので仕方ないです。
スキーヤーが側方方向への働きかけを頑張って、ターンの早い段階からのズレを生み出しましょう。
練習ドリルに外手のプッシュがありますのでご参考に。
▼外手プッシュ
初日は後半、突然の暴風雪で途中レッスンが終了してしまいましたが、一瞬の晴れ間にバンクの様なコブを何本か滑りました。
皆さん、それぞれにコントロールし出来ていたと思います。
バンク(壁)にズラシでしっかり入っていけば、コブは受け止めてくれたあと、次の行くべき方向にも導いてくれます。
コブは敵ではなく、友達ですよ。
コブが友達に思えてきたら、いよいよ中級かもしれませんね!
コメント