

2025.12.11
鷲ヶ岳初級1.2
テーマ:コブで思い通りに動ける!足場作り
担当:奥谷 満
目標:いつでも自由に動ける「足場」を自ら作る
スキーは足元が滑って動くのでいつでも自由に動ける「足場」を自ら作らないといけません。足場は大きく分けて3つの場面と考えます
①直滑降時の足場。
②停止運動時の足場。
③ターン中の場面です。
自由に動ける足元とは、小刻みに、小さくで良いので、連続ジャンプが出来るポジションと足場です。決して、大きく一度ジャンプする際の足場では無いのですよ。
①直滑降時の足場。足首を引いて、ブーツがお尻の下に有ること。その際の脛の傾きと背中の傾きが同じで、足首、膝、股関節の三関節が程よく曲がっている。そこから、踵を小刻みにジャンプさせる。トップは雪面に付いて、テールだけが浮くジャンプの連続が出来るポジションです。直滑降で進んでいるスキーに身体が置いて行かれないように、自身が斜面下方向に進むこと。自分もスキーよりも積極的に身体を下に落下させないと、身体がスキーより後ろになります、お尻の下にブーツが無く、前に出た状態ですね。これでは踵をあげる小刻みジャンプはできませんし、足場が崩れている状態です。
②停止動作時の足場。直滑降からフォールラインに直角にスキーを回して、重さを乗せて停めるので、横向きに連続ジャンプの出来る足場です。フォールライン側から見て、ブーツ、腰、頭が一直線上に有るポジション、またスキー前から見た時は、谷スキーの上に頭が有り、谷ストックは30度程谷側を向き(外向)、リングを前に出して構える。山ストックは、山スキーの上に有る形(構え)となります。注意点は、直滑降では踵ジャンプですが、停止動作時の足場は、スキーが雪面と平行に、トップとテールが上がるジャンプです。停止時の足場が出来れば、切り替えも楽に出来ます。切り替えれば次のターンの始まりになりますので、スムーズなターンはいつも停止時の足場を作ってからとも言えるかもしれません。これがターンを最後まで仕上げると言うことと思います。
③ターン時の足場。いつも足場を感じながら、回旋スライドさせていて、いつでも停止時のポジション、直滑降のポジションに移れる足場です。ただスキーに乗せられてターンしていると、動けませんので、いつでも直滑降や停止時の足場に移れる様に絶えず足場が有る状態で、滑走する。その中で、ずっとピボット操作(回旋)させていると、ずらしながら回せる滑りが出来る様に成ります。
ピボット操作。ブーツを支点に、スキートップとテール動かす。同じ量でトップが内に回りテールが外に回る。ピボット操作は、切り替えの時に焦点が当てられがちですが、ターン中もピボット操作をし続ける事で綺麗なCの字を描くターンに成ります。この際の注意点は、ブーツは腰の下に有ると言うこと。決して回そうとして、脚を前に出したり止めようとして横に出してはいけません。ずっと腰下にブーツを置いている中で、ピボット操作をし続ける事が大切です。切り替えの時には、停止時の足場を作って止まる。その際に山スキーは谷スキーより少し前に出ています。出てる山側のブーツを腰の下に引き込む。そこから、身体を谷側に落とす事で、スキートップがフォールラインに向いてくるので、そこからピボット操作をして回旋させることで、スムーズなピボット操作が出来る様に成ります。
今の整地の練習をコブに生かして、コブでステップアップしたいですね。
本日は有難うございました。
また一緒に練習してください。
奥谷 満
▼ゼロからはじめるコブ攻略シリーズ

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