
2025.12.22
鷲ヶ岳初級2
テーマ ピボット操作
担当 奥谷 満
スキーを横にして、横スライドの構えを作り、
ウエイトを谷スキーにシフトして横滑りを始める。
決してエッジ開放して横滑りをしてはダメですよ。
停止の際に、谷脚太ももにおへそを近づけて重さを乗せて止めます。
その際に、ウエイトシフトされて谷スキーに重心が移動しますので、
少し自然にエッジが緩みます。スタート時にエッジ開放して横滑りを始めると、
谷脚太ももにおへそを近づけると、よりエッジが緩みますから、
止まらずに急激なエッジ操作で止める事になるか、脚を出して止める事に成ります。
コブでは致命傷ですので、
スタートは必ず谷スキーにウエイトシフトさせてスタートしましょう。
整地で出来なければ、コブではより恐怖心が有るので、
エッジ開放からスタートしてしまいます。コブ裏をスライドしてズルドンで滑ると、
角付けの甘い状態に成りますので、止める為に角付けを急激に強くしたり、
脚を出したくなります。失敗の元ですね。
ピボット操作単体を練習するのには、停止したところからピボット操作。
山脚でのピボット操作。谷脚でのピボット操作。ストックゲートドリル。
ツイスト運動。木の葉落とし。など色々練習しました。
ピボットの精度を上げる練習ですが、大切なのはスキー滑走中にどう生かすか
ですね。
停止からのピボット操作で大切なのは、素早く回す事よりも、
まずはスキートップを落として、直滑降になるところです。
身体を何処に運んでいくかですね。直滑降からスキーを回して、停止さる。
この時の直滑降の時間をどんどん無くして行けば、
必ずピボット操作でクルンと回して停止させれます。
滑走中のターンの切り返時のピボット操作もこの感覚で行えば、
ローテーションや内倒の無い切り替えが出来てきます。
コブでは、ズルドンでスライドしてボトムに着いた時ピボット操作で
素早く回れれば、コブ裏の高い所で止まれるので、
またずらす距離を作る事が出来ます。
ピボット操作単体では無く、滑りの中でどう生かすかと考える事が必須ですね。
本日も状況が悪い中ご参加下さり、有難うございました。
また一緒に練習して下さい。
奥谷 満
▼ピボット操作もゼロから学べる!ゼロからはじめるコブ攻略シリーズ

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