出来ているならば、 斜面上に切れ上がって行きます               2025/12/21鷲ヶ岳コブレッスンレポート

2025.12.21

鷲ヶ岳初級2

テーマ:コブの基本(2)縦スライド

担当:奥谷 満

 縦スライドの定義は、フォールラインに対してスキーを0度から45度の

浅い角度を付けてスライドさせることとしています。

縦スライドは、横スライドが斜め前に進行させながらスライドさせる

ものではありません。スキートップが、雪面に食い込んで切れ上がろうとするのを

抑え込む事で、強いブレーキがかかるので、それを利用しないとダメなんですよ。

すなわち、トップを抑え込む事が出来る足場とポジション

要は直滑降の足場が必要に成ります。

午前中は、このトップが入ってくるのを感じるために、

超ワイドスタンスパラレルを使って練習しました。難しかったですね。

でも一度出来ると簡単ですね。緩斜面を使って練習を繰り返し、習得しましょう。

次に、入って来るスキートップを来るな!来るな!と、外に押し返す動きをする事で、

深いレール跡を残す様にする事で、直滑降で有りながらブレーキが掛かって

加速しない事を体験しました。ここに縦スライドの縦スライドたるゆえんが

隠されて居ます。

斜行からスキー板を回し込みますが、そのまま進行した方向。要するに外。

外に外に身体を運びターンの意識を無くす。始めはシュテムを使って練習し、

パラレルで仕上げました。山回りを使って感じを掴んで貰いました。

回旋、荷重ですね。そこを荷重、回旋にさせると、谷回り段階、早い段階から、

縦スライドで雪面に抵抗を与える事が出来ますが凄く難しいですね。

 縦スライドが出来ているのか、横スライドの斜め前方向スライドなのかを

チェックするには、スライドさせている時の外向を、

エッジの角度を変えずに身体を正対させます。縦スライドが出来ているならば、

斜面上に切れ上がって行きます。カービングしていくんです。

出来ていなければ、スキーテールが落ちて、バックオーライしますよ。

コブはもちろん、急斜面アイスバーン等色んな状況で強さを出せる縦スライド。

頑張って身に着けましょうね。

本日は有難うございました。

また一緒に練習してください。

奥谷 満

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奥谷満

指導員受験で、自分自身が苦労した経験を活かし、レッスンさせて頂いております。今度は自分が同じ悩みを持つ方をサポートできればと思っております。コブ初めての方が、コブをちゃんと滑れるようになるまでみっちりサポートさせて頂きます。

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