【コブでの縦スライド】スキートップを抑える事ができる足場とポジションが大事!2025/12/28鷲ヶ岳コブレッスンレポート

鷲ヶ岳初級2
テーマ:コブの基本(2)縦スライド
担当:奥谷 満

 縦スライドの定義は、フォールラインに対してスキーを0度から45度の浅い角度を付けてスライドさせることとしています。

縦スライドは、直滑降の足場でスキートップが、雪面に食い込んで切れ上がろうとするのを抑え込む事で、強いブレーキがかかります。それを利用しないといけません。

このトップが入ってくるのを感じるために、ワイドスタンスパラレルを使って練習しました、。ポジションと足場が大切で、直滑降の足場で緩斜面を使って練習を繰り返し、習得しましょう。

次に、入って来るスキートップを外に押し返す動きをする事で、深いレール跡を残し、直滑降で有りながらブレーキが掛かって加速しない事を体験しました。縦スライドの強力なブレーキは、ここに隠されています。

 斜行から板を回して、そのまま進行した方向。外に外に身体を運びターンの意識を無くす。始めはシュテムを使って練習し、パラレルで仕上げました。

 縦スライドが出来ているのか、横スライドの斜め前方向スライドなのかをチェックするには、スライドさせている時の外向を、エッジの角度を変えずに身体を正対させます。縦スライドが出来ているならば、斜面上に切れ上がって行きます。カービングしていくんです。出来ていなければ、スキーテールが落ちて、バックオーライしますよ。

 ターンでは無く、コの字を描くイメージで滑ります。停止の足場でピボット操作切り替え。直滑降の足場で直滑降に入りながら、進行方向に縦スライド。斜面に落とされてだんだん停止の足場になり、横スライド。ピボット操作で切り替え。これの繰り返しで、実は無意識に縦スライドは使っていますよ。そこを縦スライドにフォーカスして取り出し、練習すると今日の様な感じですね。とにかくポイントは、トップを押さえる事が出来る足場とポジションです。

 外向が緩むと、テールが落ちてしまったり、トップが切れ上がったりしますので、ずっと外向を取り続ける内なる運動が必要で、スキーはピボットさせ続けることをすると、より強いブレーキをかけれますよ。

コブはもちろん、急斜面アイスバーン等色んな状況で強さを出せる縦スライド。頑張って身に着けましょうね。

本日は有難うございました。

また一緒に練習してください。

奥谷 満

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奥谷満

指導員受験で、自分自身が苦労した経験を活かし、レッスンさせて頂いております。今度は自分が同じ悩みを持つ方をサポートできればと思っております。コブ初めての方が、コブをちゃんと滑れるようになるまでみっちりサポートさせて頂きます。

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