足場のない滑りは何もできない

 
 
2025.12.8
 
鷲ヶ岳初級1.2
 
テーマ
コブで思い通りに動ける!足場作り
 
担当
奥谷 満
 
目標

スキーは陸上で行うスポーツと大きく違うところが有ります。それは、足場です。

陸上で行うスポーツは地面の上で行いますので、必ず足場が有ります。しかし、スキーは雪上を滑走するスポーツなので、絶えず足場が動きます。いわば足場が無い、いつも動いている不安定な状態ですね。

そこで必要に成るのが、自ら「足場を作る」と言う事に成ります。

 足場は大きく分けて3つの場面と考えて、まずは直滑降時の足場。停止運動時の足場。ターン中の場面です。

足場とは自由に動ける足元です。

なので、小刻みに、小さくで良いので、連続ジャンプが出来るポジションと足元です。決して、大きく一度ジャンプする際の足元では無いので、誤解してはダメですよ。

 まずは直滑降時の足場作りですが、足首を引いて、ブーツがお尻の下に有ること。その際の脛の傾きと背中の傾きが同じで、足首、膝、股関節の三関節が程よく曲がっている。そこから、踵を小刻みにジャンプさせる。トップは雪面に付いて、テールだけが浮くジャンプの連続が出来るポジションです。

 これは、直滑降でスキー斜面下方向に進むと言うことは、自分もスキーよりも積極的に下に落下させないと、身体がスキーより後ろになります、お尻の下にブーツが無く、前に出た状態ですね。これでは踵をあげる小刻みジャンプはできません。

 停止動作時の足場は、直滑降からフォールラインに直角にスキーを回して、重さを乗せて停めるので、横向きに連続ジャンプの出来る足場です。注意点は、直滑降では踵ジャンプですが、停止動作時の足場は、スキーが雪面と平行に、トップとテールが上がる。と言うことです。停止時の足場が出来れば、切り替えも楽に出来ます。切り替えれば次のターンの始まりになりますので、スムーズなターンはいつも停止時の足場を作ってからとも言えるかもしれません。これがターンを最後まで仕上げると言うことと思います。

 ターン時の足場は、いつも足場を感じながら、回旋スライドさせていて、いつでも停止時のポジション、直滑降のポジションに移れる足場です。これが出来ないと、危険回避行動、急停止や急ターン。等が出来ず怪我や事故に繋がりますね。

 絶えず足場が有る状態で、滑走する。コブの中でもそう有りたいですね。

本日は有難うございました。

また一緒に練習してください。

奥谷 満

 

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奥谷満

指導員受験で、自分自身が苦労した経験を活かし、レッスンさせて頂いております。今度は自分が同じ悩みを持つ方をサポートできればと思っております。コブ初めての方が、コブをちゃんと滑れるようになるまでみっちりサポートさせて頂きます。

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