2025.1.22 鷲ヶ岳
担当:奥谷
クラス:初級1.2
テーマ:ピボット
ピボットって何ですか? ブーツを軸にしてスキーを回す事ですかね。
踵に乗って回すとテール支点となり、トップが大きく動きますね。
逆につま先に乗って回すと、トップ支点となり、テールが大きく動きます。
俗に言うワイパーですね。
ブーツのセンターにきちんと乗って、トップとテールが同じ量動く回し方がピボットですかね。
ピボットが使えると、
小さな弧でターンが出来る。
常にお尻の下にブーツが有るので、バランスを崩し難くなる。
素早い切り替えが出来る。
リカバリー能力が上がる。
等挙げればきりがないのでは無いでしょうか。
コブでは素早く切り替えたい。
極力小さな弧で回りたいので、ピボットの技術は必須ですし、足を閉じて滑る上でもピボットは必要に成ってきます。
なのでしっかりと身に付けたいですね。
もちろん縦に滑る際には、足を閉じて滑りたいので、ピボットは本当に必要ですね。
練習のポイントとしては、しっかりと谷脚に乗れて、ターン中に山に倒れ無いこと。
ブーツがお尻の下にしっかりと引き込まれて、停止時にはしっかりと逆捻りが出来ていること。
腰の下にブーツを納める事が出来ているかですね。
ここまで出来ればほぼピボットは完成で、後はエッジ開放すればトップが下に落ちて行くので、腰下で踏みながら回し込めばOKですね。
山倒れを防ぐ練習には山足ピボットですね。
山脚1本で立って(次の谷脚)、谷脚(次の山脚)を上げておきます。
そこからエッジ開放してターンし終わるまで先の山脚(もうここでは入れ替わって谷脚ですね。)で立っている。
山倒れすると、ターンして山脚を上げておけないので、山脚が着きます。
あと、急斜面に谷脚1本で立って、そのままフォールライン方向に横滑りをする。
この時に山側のストックをチョンチョン突いてバランスを取るのは山倒れしている証拠ですよ。
しっかりと谷脚1本で横滑りしましょう。
もう1つ意識したいのが肩のラインですね。
よく斜面の傾きに合わせると言いますが、僕はそれ以上に谷肩を下げて山肩が高い状態を意識しますね。
小回り等のフォールラインに胸を向けたまま滑るときは、前傾を気にしますね。
ピボットが使えると本当に滑りがかわってきますよ。
今日は、うち壁をずれるズルドンラインと、バンク側を滑るライン両方滑って見ました。
ラインのチェンジは、横移動だけですね。
ただ、着地してすぐに立ち上がるのではなく、着地した姿勢のまま横移動して、バンク側に出てから伸びながらピボット、もしくは屈伸のまま、エッジ開放してピボットする事がポイントですね。
このピボットの練習は凄く地味ですが、ピボットを手に入れれれば、急斜面小回りの精度も勝手に上がりますし、スキーはかなり上手く成ります。
スキーで失敗しがちな一番の所は、切り替えの場面です。
ここをピボットで安定させれれば、失敗リスクも下げれます。
頑張って身に付けましょう。
本日もレッスンにお越し頂き、有り難うございました。
また一緒に練習して下さいね。 満
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