こんにちは、小保内です。
先日、長野県松本市にて、スポーツトレーナーでありスポーツジム「スタジオコア」の経営者でもある小澤康祐さんとスキー道具について対談してきました。
小澤さんといえば、ご存じの方もいるかと思いますが、ゴルフスイング物理学というWEB講座で超有名ですね^^
ここ数年で、書籍出版2冊、メディア出演は紹介するのが面倒くさいほど(笑)
小澤さんとん出会いは5年ほど前になりますが、空手をやっていた私の息子が股関節の可動域が狭く、上段蹴りで足が上がらずに悩んでいるところを助けてくれたのが小澤さんでした。
それから息子は空手で全国ベスト8、水泳で全国出場、今は野球に打ち込んでいて、スポーツ選手として大いに期待していたのですが・・
今もずっとお世話になっているかというとそうではありません。
あまりにも自主性のない息子に「自立心が芽生えるまで教えることはできない」と、今思えば親よりも親らしい事を言ってくれたのも小澤さんでした。
親にやらされて、親に自由を奪われた息子は、いつもつまらなそうな表情をしていたのだと思います。
親として、子供に答えを与えるのが果たして正しいことなのかどうか?
考える機会、自分でどうにかしようとする気持ちを奪ってきたのではないか?
そんな事も考えさせられてハッとしたものです。
ところで、姿勢改善から、野球、テニス、そしてゴルフと様々なスポーツに精通されている小澤さんですが、なぜ今回スキーに関してお話をしてきたかというと、
前述のスポーツとスキーとで、「道具を扱う」という共通点があるからでした。
今回、色々なお話を聞くことができましたが、その中でも1点、すごく単純だけど私にとってスッキリしたお話を紹介しますね。
それはスキー板のどこに乗るのが正しいか?という事です。
これは目的によって異なるかもしれませんが、私が教えているコブ斜面で多用する「スキーの回旋」を考えた場合、どこに重心を置けばよいか?
その答えは、
「スキー”板”の重心位置」
となります。
スキー板自体の重心位置はブーツでいうと、大体母指球のちょっと後ろあたりになります。
(ビンディング自体がスキーの後ろよりについていることが多いので、ビンディングの範囲内ではつま先よりにスキー板の重心があることが多い)
スキー板の重心がそこにあるならば、乗り手の重心位置もそこに合致させることでが一番効率よくスキーを回旋させられる。
なぜなら、スキー板の重心よりも自分の重心を後ろにセットした状態でスキーを回旋させようと思うと、
スキー板の重心(重い場所)をスイングさせなくてはいけないからです。
これは、スキーをたまわせようとした時も同じ事が言えると思います。(一番スキーがたわむ場所に乗れば良いということ)
時々、乗る位置を足裏でどこに置くか?という事があれこれ言われますが、
「自分の重心位置=スキー板の重心位置」
これを基準にして良いのでないかと思います。
スキー関係で重心というと、自分自身の重心移動の話などは多くあるのですが、スキー板の重心がどこにあるか?
というお話は意外に少ないものです。
小澤さんならではの切り口で非常におもしろかったです^^
他にも道具だけではなく、スキーヤー自身の動きについても動画を撮影してきましたが、それはまた別の機会に紹介したいと思います。
それでは、また!
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