2025/6/1 中級1
テーマ:ボトムスライド
ボトムスライド。コブの一番深い場所に進入していく滑り方です。
必要なのは縦スライドやピボット的な回旋でスキーを横まで向けなくてもスピードコントロールが出来るスライドを身につける必要があります。
縦スライドをスキーに起こさせる力は、スキーヤーのウェイトシフトです。
スキーをハの字して左右に踏み換えてウェイトシフトの練習をしました。
簡単そうに見えて難しいですが、左右や前後のバランス強化が出来、後傾も改善されます。
▼ウエイトシフト
それから、ピボット回旋。
ピボットのイメージって切り返しの方向転換の印象が強いですが、ターンの周期に合わせてスキーの角度が変え続ければ、ピボットターンの完成です。
もちろん、素早いピボット切り替えも大切です。
超早いピボット回旋も必要、ゆっくり長〜いピボット回旋、ゆっくり長〜いからキュッ!横回旋への変化、自在に操れるといいです。
また、ボトムスライドは起伏の大きいところ通過しますので、フットコンテインメントが必要です。
ブーツを引く動作を切り返し時に入れていきましょう。
わざと溝の向きに直滑降進入しても、ブーツを引きながら入れば、ゆっくりになる事も実感出来たのかなと思います。
それからボトムスライドで失敗の一番は、回転の動きで、自らボトムに飛び降り回す操作をしている事です。
早くスキーを回したい!気持ちわかりますが、コブの罠にはまって発射!ですね。
ここで考えたいのは、ターンのイメージや切り替えのイメージです。 良く言われる谷回りのイメージは、低速で、安全にゆっくり滑りたい場合は必要ありません。
谷回りはまず捨てましょう。
ターンの切り返しに角(かど)のイメージいれることや、スイッチバツクで切り返しするイメージを持ちたいですね。
ストックゲートドリルで切り返しが出来ればその動きになります。
▼ストックゲートドリル
また、ターンの軌跡はスキーの通り道ではなくて、ブーツの通り道と考えましょう!
ブーツの通り道と考えると、振り幅という無数スライドでのコントロールが出来るイメージが持てます。
スキー振り幅を素早く反対の振り幅に変換が出来たとしたら、そこに切り返しという名の、谷回り軌道に、早い段階からブレーキが可能となります。
これドリフトですね。
ドリフトからボトムに進入出来れば既にブレーキが完了しているので、ボトムをそのまま通過ってのもありです。
今日も月山のいろいろなコブを、どうすばスピードをコントロールすればいいのかを沢山お伝えしました。
上手な方は、コブの形状を安全に滑れる方法の選択、コブが受け止めてくれる方向へ落下や移動、コブの形を利用しているんだと思いますよ。
ボトムスライドでも、ボトムへの進入の仕方でコブから受ける力で滑りのリアクションが変わってきます。
今日はボトムスライド! 安全速度で楽しめたと思います。
縦スライドの量をふやして、もっと格好良く、低速で、美しい滑りを目指しましょう!
今日もご参加ありがとうございました。
▼縦スライドも学べる!ゼロからはじめるコブ攻略シリーズ
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