2025.4.14 高鷲スノーパーク
担当 奥谷
テーマ コブの基本2 縦スライド
スキートップが常にテールよりも下に位置し、フォールラインから45度までの浅い角度が維持されてフォールラインにスライドしていく。
ズルドンで滑れるようになれば、いよいよズルドン脱却をしていきますが、その際にとても大切で、溝の向きに合わせていくときに横スライドだと合わなく成ってきますので溝の向きに合わせてスライドさせていく縦スライドが必要なのですね。
スキーのトップが使えるポジションでないとダメというのがまずは1番です。
横スライドズルドンから縦スライドになると、左右にしっかりと重心を動かすウェイトシフトが必要に成ります。
▼ウエイトシフト
トップを使うにはトップを押さえるポジション。脛圧が抜けない、前傾が起きない意識が大切です。
3つの「か」回旋、荷重、構えを斜行しながら谷脚1本で立って行いながら確認しました。
また、ウェイトシフトではプルーク、シュテム、パラレルでターンの意識を捨てて、右足構え、荷重。左足構え、荷重を頑張りました。
コブを縦に滑り出すと、頭もきちんと右コブ左コブというように動いて行かないと、内倒状態でコブに入ることに成るので、失敗に繋がります。なので頭もしっかりと動かして左右のコブにウェイトシフトして下さい。
縦スライドは、横スライドの斜め前進行ではなく、斜滑降でカービングして切れ上がるスキーを斜め前にずらしていく事と考えてます。
言葉で言うならば、スラービィング。スライドカービィング。
スキー板がカービィングするパワーを持って居るのをずらす事でブレーキが掛かる感覚をワイドパラレルで感じて貰いましたけど、縦スライドもその感覚をしっかりと持ってもらってコブで再現させてください。
縦スライドの足裏感覚が有れば、バンクを使った滑りの中でもスライドさせる事が出来てきますので、より安定して、バンクも滑れるように成ります。
バンクからも少しずつボトムに降りていって、最後は縦に滑りだします。
ズルドンの内壁を使った滑りからもボトムに降りていって縦に滑り出しますが、いずれもボトムに近くなればスキーを横まで回せないので、縦スライドをさせないとボトム近くは滑れません。
私の感想ですが、バンクを使った場合はずらす量、距離が多く使えるので、スピードコントロールはしっかりと出来ると思います。が、内壁を使った場合は、ずらす距離がバンクよりも少ない。
あっという間にボトムに着地するのでスピードコントロールは難しいような気がしてます。
なので、内壁を使った縦スライドでしっかりとスピードコントロール出来ればすごく強力な武器に成りますし、そこからウォールスライドやボトムスライド等色んな滑りにも発展出来ますので、縦スライドで内壁を使ってしっかりとブレーキを掛けれるように成ってください。
本日もレッスンにご参加して下さって、有難うございました。
また一緒に練習して下さいね。 満
▼縦スライドも学べる!ゼロからはじめるコブ攻略シリーズ
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