2025.4.16 高鷲スノーパーク
担当:奥谷
クラス:初級1.2
テーマ:ピボット操作
ピボット操作。スキーブーツを回転軸にして切り換えてスキーを回し込む技術です。
ピボット操作はスキーを最小半径で回し込む事が出来る技術です。相手にターン弧を指定されるコブでは、指定されるターン弧よりも小さく回れなければ、コブから出てしまうので、とても重要な技術ですね。
ピボット操作の練習ドリルは、なんと言ってもストックゲートドリルですね。このドリルには切り替え時に必要な大切な要素が全て詰まっているドリルです。
▼ストックゲートドリル
それから、ツイスト運動、前傾ツイストですね。このツイストは、スキーの事は考えずに、まずは腕をしっかりと使ってあげることですね。そうするとスキーも自然にピボットしながら回ってくれます。そのときのスキーの感覚、足裏の感覚を覚えておいてください。
▼前傾ツイスト
コブではスライドして降りて行って着地した時に山スキーを納める事が大切ですね。
なので、整地では横スライドから停止する際に、谷スキーに合わせるように山スキーを納めて停止。
この姿勢は、逆捻りもすごく掛かっていて身体的にはとても窮屈な姿勢ですが、この逆捻りと窮屈さが有るからエッジを解放した時に捻り戻しが働いてスキートップがスッとフォールラインに向かって落ちて行きます。
横スライドの練習は、まずはフォールラインに沿って真っ直ぐにスライドしていく事が重要です。
ブーツの位置がいつも一直線に近い真っ直ぐですね。
切り替えもピボット要素でブーツはいつも一直線上で、切り替えて反対側も一直線。
ブーツの軌道がジグザグにならない様にしっかりと練習して下さい。まずはそこからです。
それこそがコブでの基本の基本ですので、しっかりと練習して下さい。
次にスキートップ方向から見たときに、頭が最低でも谷スキーの上。出来ればもっと谷側に有る状態でフォールラインにスライドして降りて行きましょう。
谷スキーの上に頭が無いと全て山倒れです。
整地で谷スキーの上に頭が無いとコブでは絶対に山倒れでスライドしていってしまうので、整地ではオーバーにやっていてコブではちょうど良いかなぁ?という感じです。
あとはフォールライン側のしたから見て、足(ブーツ)腰、頭が一直線に並ぶポジションを気をつけてください。外向が足りなくて前傾して、頭がブーツよりも前に有ったり、脛圧が抜けて、腰よりもブーツが前に有ったり。色々なミスパターンが有るので、直滑降で前傾の掛かった良いポジション。
基本のポジションから、フォールラインに外向をとれば足(ブーツ)、腰、頭が一直線に並んで来ると思いますので、頑張っていつも自然に出来るように成ってください。
ピボット操作の前にまずは横スライドをしっかりと身に付けて下さいね。
ピボット操作は、実は整地でするのがいちばん難しいんですね。
カービングスキーは杓文字の形をして居るので、トップとテールがズレにくいんですね。
でも凸凹の凸の上に止まってピボット操作をすると、スキーがくるくる回せるので、とても楽にピボット操作が出来ます。
コブでもしっかりと出口に降りてスキートップが浮いて居る状態でピボット操作をしたいですね。
そのためにも、スキーのブーツを狙ったところに当てに行けるように今のうちから練習して下さい。
地味なピボット操作ですが、実はとても大切な技術ですから、しっかりと練習して身に付けて下さい。
本日もレッスンにご参加して下さって、有難うございました。
また一緒に練習して下さいね。 満
▼ピボット操作の超分解型レッスン!しげさんのコブ攻略シリーズ
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