
鷲ヶ岳 初級2
テーマ 脱ズルドンCスライド
担当 奥谷 満
本日も雪量が無く、コブが無い状況でしたので、整地でのレッスンに成りました。
まずは足場作りです。
左右へのウェイトシフトでしっかりと片脚に重さを乗せ変える。
この時に構えも大切で、構えをきちんと作れれば、片脚立ちの際に、バランスを取りやすく成ります。
斜行から谷脚1本、両脚、山脚1本と言うように、片脚で立って斜行をしました。
谷脚で立つのは皆さん直ぐに出来ましたが、山脚で立つのが苦労しました。
山脚スキーのアウトエッジ、小指側を意識して、そこに重さを乗せる様に立つと立ちやすです。
次に、荷重回旋の練習です。
これは難易度8の超難しい練習ですね。山脚1本で斜行して、おへそを山脚太ももに近づけて、荷重をします。そのまま山脚ピボットの要領で回旋させて、ターンする。
これが本当に難しく、習得することで、谷回りに入る切り替え段階から重さを乗せて、重さの乗った、荷重された谷回りをする事が出来ます。
コブで言うと、ボトムからコブ裏に回し込む時、重い今の山脚が重さの乗ったまま次の谷脚に成りますので、早い段階からコブ裏を重さを乗せて捉える事が出来ます。これはコブ裏を捉えるにつながってます。
Cスライドと言いますが、決してCを描くターンを意識するのではなく、スキーヤーはコの字を描く意識で、身体を使いましょうね。
まずは斜行からスパッとスキーを回してフォールライン方向に真っすぐ横スライドさせます。停止しそうに成ると、止まる前に横移動します。斜行ですね。これを連続させると、コの字を描く様な軌道を取れますね。
このスパッと回す所を、第1コーナー。横スライドから停止寸前に横移動に移る所が、第2コーナー。と意識付けして、ポイントを定めて練習しましょう。
次に、シュテムを使って同じ様にします。シュテムさせて直ぐにターンでは無く、斜行で進行して居る方向にシュテムして進行し続ける。シュテムさせた山脚太ももにおへそを近づけて重さを乗せると、ターンし始めるので、そこからスキーを回し込んでフォールライン方向に横スライド、止まる寸前に横移動で斜行に移るを連続して、コの字を描く滑りをします。
シュテムではまだ、コの字を描く軌道を作る事が出来ます。シュテムをさせて進行し続ける重心移動をパラレルで行います。
斜度が有るので、進行方向に進み続ける事は出来ずに、スキーはフォールライン方向に落とされて来ます。そこから横スライドに移って、止まる寸前に横移動して斜行に移る。これを連続させると、本人はコの字を描く軌道を意識していますが、下から見てる人には、ターンに見えます。
このスキーの軌道がCの字を描く軌道に成ります。
自分からCの字を描きに行くと、板を横に回した所からターンが始まりますから、谷回り部分をターンしてブレーキ要素が弱くなり、横スライドに入る山回り部分でしかブレーキ要素が現れ無いので、スピードコントロールする部分が短く成ります。
コの字を描く意識で、要はターンの外側にずっと身体を運んで行く意識で行うと、谷回り部分でスライドしながら横スライドに入って行きます。
この時の谷回り部分が縦スライドに成ります。なので、谷回りの早い段階から、ブレーキ要素を使いながら山回り部分の横スライドでも継続してブレーキ要素使える事になるので、長くブレーキをかけたままターンし続ける事に成ります。
これをコブに当てはめれば、コブでのブレーキイメージが出来ると思います。Cの字を描くのでは無く、コの字を描く。
第1コーナー、第2コーナーと自身でポイントを定め、縦スライド、横スライドでポイントを目指す。
Cスライド、要はスライドのコントロール。ズレのコントロールです。
自在にズレをコントロールできる様になることが狙いです。
本日は年内最後のレッスンに成りました。
ずっと整地トレーニングとなりましたが、こんなにみっちり、ねっとり整地トレーニングをする事は無いので、しっかりと足場も作れてきたと思います。
年明けからは、コブも作れると思います。
コブでしっかり成果が出ると考えて、レッスンしてきました。あり難うございました。
コブの中での成果を楽しみにしています。
皆様にとって、2026年も良いお年であるようお祈り申し上げます。
本日もレッスンにご参加下さり、有り難うございました。
また、一緒に練習して下さい。
奥谷 満
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