少雪から生まれた偶然「しげさんとの再会」

こんにちは、小保内です。

2019〜2020シーズンを振り返ると、少雪からコロナと、大変なシーズンになりましたが、私達の活動拠点はまだマシなほうだったと思います。

なぜなら、私がかつてスクールを行っていた兵庫県のおおやスキー場など、少雪でスクールを一日も開校できなかったそうです。

15年以上前、私がおおやスキー場にいた頃は、年末から3月末までしっかりレッスンができたものです。

今もコブ専門のF-style大屋校は存続しており、超人気のスクールへと成長しているわけですが、、それも雪さえあればという現実があります。

ちなみに、私はF-style大屋校の二代目校長だったのですが、その当時、お客様で歯科医だった田中もとしげさん(しげさん)が、今のスクール代表になってます。

今でも鮮明に思い出せるおおやスキー場での日々。

スキーインストラクターとして育ててくれ、仕事の楽しさを知ったおおやスキー場。

小さなログハウスでの新婚生活

闇の中に響き渡る鹿の泣き声

一番近くの小さな商店まで車で30分

本当に家族には大変な思いをしてもらいました。

1歳から数年おおやで育った娘は17歳になり、お客さんとの大宴会の中でも平気で寝ていて「大物になるぞ笑」と褒められた息子は14歳になりました。

二人とも来年は受験です。

スクールのスタッフ、スキー場のスタッフ、お客様、みんなにお世話になり、迷惑もいっぱいかけました。

その中でも、毎週のように遊びにきてくれ、泊まって、飲んで、お客様とスタッフという枠を超えて友人だったしげさん。

そんなしげさんと、ひょんな事から、今年2月くらいに連絡をとりあうようになりました。

「おおやは雪が無くてまだ一日もレッスンできてないんですよ..」

「岩手は例年通り雪がありますよ!岩手に滑りに来ませんか?」

そんな会話から数週間後、花巻空港で再会が実現しました。

当初は、数日滞在して、久しぶりに一緒に滑って、おいしいものでも食べて、楽しんでもらおうくらいのイメージだったのですが、どうせ滑るなら撮影でもしましょうか?

となり、どうせ撮影するならDVDも作りましょう!

そんな話がトントン拍子で進んで、一週間みっちり撮影して三本のレッスン動画を作らせて頂くことになりました。

撮影していて関心しきりだったのですが、安全なステップで、具体的で、超楽しい!本当に素晴らしい内容になってます。

しげさん本人も、「歯科医をやめてスキーインストラクターになって10年、インストラクターとしての集大成と言えるほど詰め込みました。」

とおっしゃってました。

そもそも、歯科医をやめてスキーインストラクターを生業にするなど、狂気の沙汰としか言えないのですが、、

それだけ覚悟を決めたのと同時に、“言葉では言い表せないほどの情熱”に突き動かされたのではないかと想像します。

まさか、あの時お世話になったしげさんの動画を作ることになるとは・・

少雪によって、偶然生まれた作品。

こうなると、少雪にも少しは感謝しなくてはいけませんね・・

実は、しげさんと再会した時、「10年でインストラクターをやめるつもりです」とおっしゃってました。

今回作った3作品にプラスしてあと2つは続きを作って記念作品にして終わりたい。

それが、岩手の後に、白馬で予定していた続きの撮影が、コロナの影響で中止となり、来年以降に持ち越しになりました。

だから、来年以降ももう少しインストラクターを続けてくれることでしょう。

人見知りで、なかなか人に心を許すことのない私の懐にドーン!と入り込んで私の心をつかんでしまったしげさんの人柄が画面から溢れ出てくるような作品です。

ぜひご覧ください。

私たちの人生の多くは、スキーによって作られていますが、つくづくこう思います。

スキーって本当に楽しいですね。

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