2025.3.2
初級2
担当:田中
テーマ:基本の確認と弱点の克服
前半はコブを滑るための基本的なスキー操作
1)ウエイトシフト→踏めるポジション
2)荷重/回旋→股関節に重み、脇腹の収縮
3)逆ひねり(≒荷重/回旋)→停止・ずらし・コブに当たった時の姿勢
を再確認していきました。
3項目を強化するために
1)では、内倒を防ぐためにおへその位置を外足のブーツの上に持ってくる意識を加えました
2)では、”傾き”(=斜面に対して垂直の意識)を加え、より(楽に)外足に荷重していきました。
3)では、停止動作しやすくするために、上体の回転ではなく、脚(股関節から下)の回旋をさらに意識してもらいました。
3項目を改善するために
2)では、ボーゲンによる傾きの確認を行いました。正しいポジションと適切な傾きであれば比較的楽に荷重をかけることができます。
2)安定しない側のターンでは、上体が内側(スキー板の方向)に回転してしまうため、外側の意識を残したまま(視線を残す)ターンを行いました。上体の回転を抑えることで内倒を抑え、外足に乗り続けやすくなります。
3)斜滑降で、テールを押し出す感覚がでるまでスキー板を回旋し続け、傾きを意識して上体を逆に捻り続けます。また、右足荷重の時は右手を出す予備動作も加えていきました。
1)3)の動作を連続して行うと、前傾ツイストになります。
逆ひねりの連続です。上体がフォールラインを向いたまま板を左右に振り続けますが、上体の逆ひねりの意識を加え、スキー板が向く方向に上体が引っ張られないようにします。
整地での練習後、コブでも再確認していきました。
スキーの練習は意識的に練習して無意識でもできるようにしていくのが理想ですが、その練習が正しいかどうかも確認していきたいですね。
2025.3.3
初級2
担当:田中
テーマ:傾き(前傾)を意識したスキー操作
傾きを意識するために背骨が垂直になるように大回り(ブレーキ弱)、脇腹が収縮します。この時、上体が内側に回り過ぎてしまうと内倒してしまうので、スキーの板に対して20度くらい谷側に胸を向け外足荷重していきました。
大回りでの傾きを確認した後、斜滑降で逆捻りを行いました(ブレーキ強)。
逆ひねりでも傾き重要です。正確に傾きを作ることができればしっかりと荷重することができます。
傾きがあればいいというわけではありません!斜面に対して垂直になるように!
常にスキー板と同じ方向に頭を出すように前傾する(傾ける)わけではありません。
正しい方向に傾く!間違った方向に傾くと荷重できなくなるだけでなく、バランスも崩してしまいます。
ひねりの確認ができたら、コブのスライドラインを意識した直滑降停止です。(ウエイトシフト逆ひねり)
直滑降停止(ターン中盤から後半)
直滑降ズラししてから停止(ズルドンをイメージ)
停止からの直滑降(ターンの前半)
停止からのピボットターン停止(1ターン全て)
ピボットターン停止の連続
前傾ツイスト
と徐々に要素を増やし、連続性を加えていきました。
コブ滑走では
スライドライン(ズルドン)では、出口での直滑降を意識、コブを抜けてから回旋/停止(逆ひねり)をしっかりとおこないました。傾きを意識して正しい停止ポジションが取れれば確実にスピード制御ができます。
バンクラインでは、出口を斜めにしっかりと抜けてから(ブーツが)逆ひねり動作をおこなっていきました。スライドラインでコブの中での傾きを意識した逆捻り練習をおこなっていたので、バンクのラインでも逆捻り動作をしっかりとできるようになりました!
基本を押さえた後は、ツイスト運動を意識して練習していきました。最終的にはどちらの滑りでも直滑降/逆ひねり(前傾ツイスト)の連続ですので、“動き続ける”ことが大切になってきます。
コブの中でも動き続けられるように整地で練習、コブで実践、できない部分を分解して改善。。。。。と楽しみながら自分のスキルを高めていきましょう!!!
コブ滑走
*バンクラインではウエイトシフト後の外足荷重でバンクに向かっていき逆ひねりです。コブの出口を斜めに横切りバンクに向かっていく直滑降停止の動きです。
しっかりとコブに向かっていくことで横移動が生まれ、外足荷重しやすくなります。
*スライドライン(ズルドン)ではコブの出口でフォールライン側に直滑降、コブの裏側で逆ひねり停止、ブーツがコブの出口に向かうように横ずらし、出口に着いたらウエイトシフトし直滑降、とつながっていきます。
出口でフォールラインを向いた時、ブーツが腰よりも後ろにあるようにし、股関節が閉じていると次の動作が正確に行えます。
コメント