今までの滑りをリセットする事から上達がはじまる!2025/03/1 岩手高原コブレッスンレポート

2025.3.1
初級1
担当:田中
テーマ:滑りをリセット!

*まずは今までの滑りをリセット!
 普段の滑り方をみさせていただいたところ、体を曲がりたい方向に傾け(山側に)、スキー板の曲線を利用してターンをしていました。
 この曲がり方は楽にターンすることはできますが、内足に荷重してしまいますし、スピードをコントロールしにくいので急斜面やコブには向きません。

 スキーの基本は外足荷重です!

 上体を山側に倒すのではなく、谷側に倒して肩が斜面に平行になるように上体を傾けます。
 これだけで外足に荷重することができます。
 脇腹が収縮するように。

 今までとは逆の動きになりますが、一緒に滑ることですぐに外足荷重の利点を実感してもらうことができました。

*踏めるポジション
 まずはウエイトシフト!次のターンの外足を引いてブーツの真上に移動です。片足で立てればOKです。
 股関節周りに重さが伝わります。股関節が開いていると(骨盤が寝ていると)踏むことはできません。
 (ご自宅でもこの感覚は練習できますよ^^)
 その後荷重/回旋していきました。まずはウエイトシフト!順序が大切です。

*逆ひねり=ストップポジション(回旋/荷重)=横ずらしのポジション
 スピードを制御したいコブ滑走にはとても大切なスキルです。
 まずは斜滑降から基本はスキーを回旋し続ける、上体は逆に捻り続けることです。
 正しい傾きがあれば、股関節周りに荷重し、脇腹の収縮も感じます。山側の肩が遅れないように!
 (傾きの部分はボーゲンでもチェックしました。上体の回転ではなくスキーの回旋でターンを行えばスピードは上がりません。)
 さらに左足荷重の場合は左手を前に出す「予備動作」も加えていきました。「予備動作」を加えることでより捻りやすくなります。
 この予備動作はコブ滑走でも役に立ちます。

*逆捻りの連続
 1)直滑降停止
 2)直滑降停止の連続
 3)前傾ツイストに繋げていきました。
 股関節を意識して前傾すればテールが引っ掛からなくなります。
 斜度が大きくなればより前傾を強める必要があります。
 コブでは常に前傾を意識しましょう。

*ボーゲンでのコブ滑走
 ウエイトシフトした後コブに向かっていきます。正しいポジションだと(踏めるポジションだと)板がコブで回旋させられていきます。”この時上体が板に引っ張られないように逆に捻る”ことができればストップ(ブレーキ最大)することができます。板と一緒に上体も回ってしまうとスピードアップです^^
 コツとしては、外足のブーツがコブの尾根を通ることを意識するとよりスピードを抑えることができます。ターンを焦ると逆に溝に落ちてしまいます。

*パラレルでのコブ滑走
 ボーゲンと同じようにコブに向かってから逆ひねりです。整地と同じように
 1) コブに向かって直滑降停止の動き→ひとコブターンしコブラインの外に
 2)直滑降停止の連続→3コブターンしコブラインの外に
 3)徐々にコブの数を増やし前傾ツイストの連続へ
 のイメージです。
 コブラインの滑走では、前傾姿勢を強め、右コブに向かう、左コブに向かうの連続で滑走しました。 
 (整地で細かい体の動きを覚え、コブではシンプルなイメージで滑走)

スキーの基本は外足荷重です!コブだけでなく整地でも楽しみながら練習してみてください。

次回は整地での動きの精度を高め、より安定したコブ滑走を目指しましょう。

またご感想もいただきました!!!

元々コブはどう滑ったら良いかわからず、思案に暮れてました。コブスクールがあるとのことで電話で相談したらすぐ予約入れてくれました。1日コースをお願いしましたが、全く滑れなかったのに順を追って教えて頂き最後には動画のようにコブに慣れる程度にはなれました!感謝です!新しい技術を学べたという意味で充実した1日で良い疲れがでました!ありがとうございます。来年もお願いします。

スキーに限らず、スキルを上げていくのは楽しいですよね^^ そのお手伝いができたのなら、とても嬉しいです!

ご感想もありがとうございました! 

2025.3.1
初級2
担当:高橋
テーマ:外脚荷重でズラシのコントロール

コブ斜面で板をずらして滑るにあたり、板が溝をまたぐような場所に落ちてしまうと板の制御が困難になります。
よって『滑っていく方向・スピードコントロール・次のターンにつながる姿勢』が重要となります。
・外脚(谷脚)ブーツの上にお尻と頭を乗せる
・外向傾の姿勢
を意識してズラシの練習をしました。

また切り替え時に板がクルリと回るよう、前傾姿勢を意識した滑りの練習をしました。
例えば、竹とんぼを逆さまにして軸をつまんでクルクル回す際、水平な面上であれば軸が垂直になっていれば羽根がクルクル回ります。
斜面上では軸が垂直だと羽根が斜面に引っかかりクルクル回りません。
斜面に対して軸を垂直にすれば羽根がクルクル回ります。
スキーも同様で、ターン後半の体の傾きのままだと、次のターンで板のテールが引っかかり回ってくれません。
切り替え時には斜面に対して前傾姿勢をとることで板がクルリと回りやすくなります。

整地ではズラシのコントロール、切り返し時の板をクルリ、どちらもバッチリできました。
コブ斜面でも整地と同じように・・・ といきたいところですが、うまくいかないのがコブ斜面の難しいところです。
コブ斜面では『滑るスペースの制約、斜度や傾斜方向の切り替わりへの対応』が重要になってきますので、今回の動画をご参考に、次回の滑りに繋げていきましょう!

 

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