群馬県の尾瀬岩鞍スキー場でのコブレッスン第2回目のレポートをお届けします。
1/7(金)のレッスンは降りしきる雪の中、ターンの初動をいかにスムーズにするか?をテーマにピボット操作を中心にレッスンさせて頂きました。
ピボットは点であったり、方向転換といった意味もありますが、コブ斜面という狭いスペースの中で素早く正確にターンを仕上げなくてはいけない状況において、とても重要なテクニックとなります。
主に斜面下へのズラシを使ったスライドターンから、ターン弧を魅せるようなターンにまで応用できるため、かなり万能なテクニックになります。
ピボット操作を身につけると、ターン初動でスキーがバラけたり、小さなハの字が出たり、内倒したり、思うようにターンにならなかったり・・といった事が解消されます。
そして、この練習は地味ですが、とても楽しいのも良い点です!
今回も極寒の中でしたが、動作に夢中になって、ご参加のお二人とも「全然寒くないです!笑」
それだけ、スキーの性能任せではなく、自分自身(スキーヤー)が主体となった操作を行っている事が言えます。
同時に、低速での練習がメインになるため、ゆっくり動かし続けるといった繊細な操作も身につきます。
上の写真にあるように、さあ!スキーを操作するぞ!の前にまずは操作開始前の姿勢が大切になります。
そして、何らかの形でエッジを解放し、何らかの形でスキートップが落下し、何らかの形でターンを仕上げる。
何らかばかりになりましたが、何らかには複数の方法があると思ってください。
そうです。スキーには様々な操作があり、様々なターンがあり、様々な利点や欠点が混在しております。
ある状況にいけばこれが正解、でもこの状況ではこっちが有利、これもアリ、というように、様々な事を許容する能力が必要なのがスキーだと私は思っています。
また、その方がスキーが楽しいです^^
そして、最終的な目的はラインコブをいかに上手に滑るかではなく、自然コブであったり、難しい斜面を、自分でラインを見極め、決定し、様々なテクニックを駆使して、安全にコントロールして滑り降りる。(長い!笑)
これが当スクールにとってのスキーが上手い下手のバロメーターでもあります。
今回のピボット操作もそのための一つではありますが、あったら便利!なテクニックですので、ぜひ身につけてほしいと思います!
ご参加頂いたお二方、ありがとうございました!
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