ピボットの本質は、筋力で板を回すことではなく、「正しい姿勢によるエッジの解放」と「ひねり解放の力」を利用すること!2026/1/18鷲ヶ岳コブレッスンレポート

GP初級2ピボット操作
担当:清水

本日は、コブ攻略において避けては通れない、そして上達の「要」となる「ピボット(軸を作ったスキーの回旋操作)」を徹底的にトレーニングしました。

ピボットは、コブを安定して滑るために必須となる技術です。ここをマスターすることで、狭いスペースでも「密脚」で「スムーズ」に切り替えができるようになり、滑りの安定感が劇的に向上します。

【ピボット操作の核心】

 ピボットの本質は、筋力で板を回すことではなく、「正しい姿勢によるエッジの解放」と「ひねり解放の力」を利用することにあります。

1. すべては「止まる時の足場」から

 ピボットを始める前に、まずは正確な停止姿勢を確認しました。

* チェックポイント
①外向&前傾、②構え&目線、③スタンス幅、④前後差小(板を収める)、⑤足首・股関節・頭が一直線、⑥脱力して身体の重さを足首へ乗せた結果で脚が曲がる

* 上記のポイントが整っていないと、切り替えで足がバラけたり(プルークになったり)、次の外足に乗り遅れたりする(溝に落ちてしまう)原因になります。まずは「ピタッ」と良い姿勢で止まることが、良いピボットの始まりです。「マイク&ゲッツ!」


2. ひねり解放による落下の誘導

 停止姿勢から、溜まった「ひねり」のパワーを一気に解放してスキーを動かしました。それを連続ターンに取り入れます。

* 伸身抜重のエッジ解放: 身体を膨張させるように伸び上がることで荷重を抜きエッジを外します。この時、胸が空を向かないよう注意しつつ、スキートップを谷ストックへ巻き付けるように滑走面を水平に動かす感覚が重要です。(スキートップが落下して行くように回旋)「ストックゲートドリル」も活用しました。

* 斜め前への移動: 連続ターンではスピードが上がるにつれ、上ではなく「一歩前(落下方向)」へ重心を移動させることが、スキーに置いていかれないコツになります。

* バックボーゲンから回転へ:足首を支点とした前後左右へのウエイトシフト(3D)と足裏感覚を最大限に活かしてパラレルで回転しました。トップとテールが(板全体が)スライドして行く縦スライドの感覚も体感出来ました。


3. 「うーピボット(屈伸抜重)」への挑戦

 コブを乗り越えるための「低い姿勢での切り替え」も整地で練習しました。

* 高い姿勢で横スライドを急停止させ、その瞬間に上半身を積極的に落下させる様に(膝を抱え込む様に)小さくなることで、コブの凸部分を吸収しながら次の操作に繋げる動きです。

* 「足場をその場に留め、上半身が追い越していく」という勇気ある重心移動(ウエイトシフト)が、コブ裏の急斜面を捉える鍵となります。

* 谷膝から動かして行くトップ開き出し、ガニ股→両膝を同調させて密脚。滑走面をめくり返していく感覚。(バターナイフ)

* 切り替わったら素早く反対側の外向姿勢をとって谷足荷重をしましょう。「コブ裏停止」の意識。

* 「うー!」で小さくなった時に両スキーの滑走面がフラットになる足裏感覚を持ちましょう。

* 素早く切り替えたら前傾外向姿勢をキープして脚を伸ばしながら荷重です。

【コブ実践でのアドバイス】

 コブの中では、どうしても動きが小さくなったり、ラインの固定観念に縛られたりしがちです。

* ギャップの活用:コブの頂点など、トップが浮く地形をあえて選んで操作の練習をしました。トップが接雪していない瞬間の「踵バランス」や「自力での回旋」が実感しやすくなります。

* ハの字(プルーク)の解消:出口で”板を収める”を徹底して、小さなハの字を出さない「両足同調操作」&「密脚」での切り替えを目指しましょう。山足から立ち上がり脚を伸ばす(山足ピボット)からフットコンティメント(両足同調操作)へステップアップしましょう。

* ピボットで回旋してコブ裏で停止。上体がスキーと一緒に回ってしまわない様に素早く反対側の前傾外向姿勢「マイク&ゲッツ!」の構えで荷重して止まりましょう。

* 停止から左右連続。フォールライン下から見られたら、上体は下を向いたまま自分の下半身だけが左右に動いているイメージを持ちましょう。

* うーピボット:初めは大きく運動してみましょう。曲げ切替はコブの衝撃を吸収する動作につながります。低速で滑る時でも練習になりますが、お尻が落ち後傾になってスピードコントロール(制動)が希薄になりがちですので注意が必要です。足首の緊張感を持って前圧をキープしたいですね。両スキーの滑走面がフラットになる一瞬を意識してニュートラルで出口を乗り越える感覚を身につけましょう。


今後のステップアップに向けて

ピボットが身につくと、今後挑戦する「縦スライド」や「Cスライド」の精度が格段に上がります。もし滑りが不安定になった時は、いつでも今日練習した「停止姿勢からのひねり解放」に立ち戻ってみてください。

ピボットは地味で「ネチネチ」とした練習になりがちですが、これを極めた人だけがコブを自由自在に操れるようになります。本日掴んだ「足元でクルッと回る感覚」を、ぜひ忘れないでくださいね。

また鷲ヶ岳のコブ斜面で、皆様の熱い滑りをサポートできる日を楽しみにしております。

本日はご参加、本当にありがとうございました!

本日のピボット操作の中で、「ここが難しかった〜」、「ここが動かしにくかった〜」と感じるポイントはありましたか?

ぜひこちらからご意見をお寄せください!

そのご意見に対応して、次回のご入校時にさらにスムーズにピボットするための補助ドリルを提案させていただける…かも⁉︎

そして、クルッと回りたい方のご予約もお待ちしております♪

清水 

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清水太志

シニアの方や体力に不安のある方にも安心して受講いただけるよう、わかりやすい説明と丁寧なデモンストレーション を心がけて楽しくお伝えしていきます!

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