4/22,23の2日間で開催された白馬五竜でのコブレッスンのレポートをお届けします。
今回もたくさんのご参加ありがとうございました!
初級クラス担当:松谷より
今日の初級はスライドのコントロール、滑走中は傾かない、ターン後半の脱力をテーマにレッスンをしました。
まずスライドですが斜面の形状に流されてしまうのでは無く、自分が進みたい方向に目的を持ってズレていける事が大切です。
ズレながら出口に向かうのか。
ズレながら壁にぶつかりにいくのか。
モサモサの中を少し回旋も混ぜなが進んでるいくのか。などなど、様々なシーンでこのスライドのコントロールが最大の武器となります。
スキーの側方方向へずらす無数角度のズラシをたくさん練習して下さいね。
それから脱力ですが、自分が踏ん張って止めよう。減速しようとするのでは無く、雪面からの抵抗が減速の手助けしてくれる。壁が受け止めてくれる。モサモサが加速を防いでくれる。
これも身体が力んでいるとあまり感じるのとが出来ません。
脱力して雪面からの抵抗を感じることができれば、整地よりもコブの方が楽だと思えますよ。▼楽に滑るこちらの動画も脱力の参考になると思いますよ!
コブの滑走では、そろそろシーズンも終盤という事で、ライン取りは自由に、約束ごとはワンコブエリアで必ずストップ動作を入れて、安全スピードで次のコブエリアへ動いていく。
ワンコブエリアとは裏側の下り斜面、壁(バンク)の表の登り斜面、溝、コブの入口、出口で囲まれたエリアのことで、ピンヘルの松谷のオリジナルの考えです。
春のコブは、刻々と形状が変わり、やりたい滑りが難しいくなることもあります。
春こそ表裏の斜面を混ぜて考えて、滑りがワン・パターンにならない事もとても大切だと思います。
春コブ。バンザーイ!
中級クラス担当:小保内より
今回は、あえて緩斜面のコブを多用してレッスンさせて頂きました。
緩斜面のコブを利用する目的ですが、今回は2つの事を重視しました。
1,緩斜面ゆっくり滑ることで、スピードコントロール能力を向上させる
緩斜面をゆっくり滑ることはとても難しいです。前後のポジション、外足荷重、回旋などのスキー操作、色々な事の正確さが求められます。
緩斜面は、何となく滑れちゃったりしやすいですが、あえてテーマを決めて練習してみました。
2,スキーのトップを使った滑り、少しずつ縦に入る感覚をつかむ
斜度に対する恐怖心が少なく、さらに柔らかい春雪ということで、スキーが横を向いている時間よりも少しずつスキーが縦を向いている時間を長くしていく練習ができましたね。
また、スキーのテールやブーツではなく、スキーのトップからコブに当たっていく感覚もつかみやすいのが、春の緩斜面コブです。
▼壁にスキートップから入る事とピボット操作を組み合わせたこんな練習も良いですね!
「どうせ春だから、、どうせ緩斜面だから、、」といったマイナスの考えではなく、春だからこそ、ちょっと難しい事の感覚をつかみたいです。
身体の感覚として得られたものは、季節が変わっても、難易度が変わってもきっと残っているはずです。
そうすることで、少しずつ難しい状況でも同じことが再現できるようになってくるのだと思います。
ですから、春こそちょっと難しいことにチャレンジしてみる価値は大いにあると思いますよ!
コメント