クラス:初級2
担当:小林秀人
テーマ:脱ズルドン コブの中でターン
目的:ターンを仕上げるまでしっかり外脚に荷重することにより、コブの中で円い弧を描き、連続ターンをする。練習内容:
①整地プルークボーゲン(中回り)で1ターン
外脚荷重を強めるため、両腕を大きく広げ、ターン外側の腕は大きく下げ、ターン内側の腕は大きく上げる。このポジションで、1ターンずつ確実にしっかり止まる。慣れてきたらだんだん小さなターンにする。
②整地プルークボーゲンで連続ターン
しっかり止まれるようになったら、次の段階では、止まりそうになるくらいスピードをコントロールしながら連続ターンをする。
③コブをプルークボーゲンで1ターン
上記①で練習したことをコブの滑りに応用する。なお、コブの壁のいちばん高い位置(尾根)を通り、コブの1合目の、わりと平らな場所で止まる。
④コブをプルークボーゲンで連続ターン
コブをプルークボーゲンで1ターンずつ止まることができるようになったら、スピードを十分にコントロールしながらプルークボーゲンで連続ターンをする。
通過するラインは③と同じ場所。
⑤整地をシュテムターン小回りで1ターン
プルークボーゲンの1ターンと同じようにシュテムターンの小回りで1ターンする。 しっかり外スキーに荷重する。結果的に外傾姿勢ができる。
⑥整地をシュテムターンで連続ターン
これもプルークボーゲンと同じように、1ターンずつ外スキーに荷重して確実に仕上げための練習。
⑦コブの中でシュテムターン
最初はシュテムターンでコブを1つずつ滑り確実に止まる。それができるようになったらシュテムターンでコブを連続ターンで滑る。
⑧整地をパラレルターン小回りで1ターン
パラレルターン小回りでも同じ流れで練習する。ターンの外側の腕を下げて内側の腕を上げる。しっかり外スキーに荷重することが目的。
▼(参考)外膝タッチドリル
⑨整地小回り連続ターン
しっかり止まれるようになったら、次の段階では、止まりそうになるくらいスピードをコントロールしながら小回りで連続ターンをする。
⑩コブの中でもパラレルターン小回り
プルークボーゲン、シュテムターンで練習したことを同じ流れでパラレルターン小回りでコブを滑る。 最初は1ターンずつ止まる。それができるようになったら十分にスピードコントロールしながら連続ターンをする。
なお、滑るラインはコブの尾根、慣れてきたら壁の真ん中の高さくらいを目標にする。
〈最後に〉
ターン外側の腕を思い切り下げて内側の腕を上げるという大げさな動きで、外スキーに荷重することを覚えましょう。
それが身についたら、通常の構えに戻します。
また、コブだけでなく、整地の大回りも小回りもターンを確実に仕上げ、そこからターンを始めることが大切です。
今回のレッスンで練習した内容をぜひ反復練習してください。
今回、レッスンを受講していただき、ありがとうございました。
小林秀人
クラス:中級1
担当:小保内祐一
テーマ:ズラシのダイレクトライン今回はズラシのダイレクトラインをテーマにレッスンさせて頂きました。
まず、大切な強化ポイントは2点です。
1,外足荷重、外傾姿勢の強化
2,前後バランスの強化どちらも当たり前の事ではあるのですが、ダイレクトラインや、スキートップを使った滑りに挑戦する場合には、まだまだ強化すべき2点になります。
スキートップを使うといっても、ひねらない訳ではない、スキーを回さないわけではない、ズラさないわけではい。
という基本認識に立った上で、外ブーツの上にいかに的確に自分の体重を乗せるか、そして体重を乗せた状態でスキーを回旋させるかが大事ですね。
1と2を同時に強化する練習として 山足で立ち、そのままターンに持ち込むドリルをたくさん行いました。 このドリルに必要な要素が大部分詰まっております。
また、前後バランスのさらなる強化ということで ドルフィン を取り入れました。
スキートップを押さえることは当然大事なのですが、踵に乗った後にいかにもどすか? はコブにおいて肝となる部分ですね。
片足ドルフィンから動作を身につけるようにしましょう。
▼片足ドルフィン
また、 曲げ伸ばしのタイミングもとても重要な要素です。
早く伸びすぎない
曲げっぱなしにならない壁に真っ直ぐ入って行く中でタイミングをとる練習、ぜひ今後の練習に取り入れてくださいね。
▼壁の直角進入で曲げ伸ばしのタイミングをつかむ練習
ダイレクトラインはいつでもどこでも使えるものではありませんが、これを練習することによって トップをしならせてスピードコントロールする事や、 厳密でないにしろ、ズレが少なく見えてくるという効果があります。
積極的に練習していただいて 実践はケースバイケースで取り組んでいきましょう!
午後、ブナの木の中難易度のコブチャレンジ、ありがとうございました!
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