2/17~20に鷲ヶ岳スキー場で開催されたコブレッスンのレポートをお届けします。
ご参加頂いた皆さんありがとうございました!
初級2クラス担当:松谷より
スライド(横ずらし)のコントロールをテーマにレッスンをいたしました。
どの方向へどれだけずらすのか?自分の思い通りに出来る事が大切です。 スキーの回旋を早めて、横ずらしの時間を長く取ってみたり、回旋を時間をゆっくりさせてターンの終了ポイントでしっかりスキーを横に向けたり。 いろんなずらしをコントロール出来ればコブの滑走に余裕が出てきます。 ずらす方向は目線やストックのリングを向けるといいですね。
練習ドリルは外手プッシュを使い、側方方向へ上半身の重心移動と力強い横ずれを理解して頂きました。 何か目安になるものがあれば、どこに向かわせたいのか、どの方向へ向かっていっているのか。 その方向が明確になれば、自然に外傾や外向もそれに合せて決まってきますよ。
▼外手プッシュ
なんとなく外傾や外向をつくるのではなく目的をしっかりと持ちたいです。
コブの滑走では、まずは1コブで停止から徐々に連続へ繫げていきました。 コブをゆっくり滑る場合に難しくなるのは切り替えしです。 ウエイトシフトの要領でシュテム操作を使ったり、ストックゲートドリルで、ピボット的に切り替えしを行いました。 ピボット操作は切り替えしだけと考えずに、ピボット操作をゆっくり、まったりしたものが、ターンになると考える事も出来ますね。 難しい動きでしたが、コブの地形に足の動きを合わす、片足ドルフィンを練習してから、少し細かいコブにも対応する事が出来ました。
ぐにゅ〜う ぽん(笑)
動きに自分で音のイメージを足して上げると、不思議に上手くいくこともあります。
コブのラインの端っこから中付近、壁に狙うポイントを打っていろんなコブ滑走を楽しんでください!
中級クラス担当:小保内より
今回の中級クラスはコブに少しずつ縦に入っていくことを目標にしてレッスンさせて頂きました。
縦というと、いきなり真っ直ぐコブにトップを刺すようなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、あくまでも、、
「それぞれの縦」
です。
滑り手によって可能な縦具合が違うということですね。
まずは、コブを壁を利用しながら、スキートップを使ったコブへの入り方を練習しながら、板1本分くらいずつ少しずつコブの中に入っていきたいところです。
少しずつコブの中に入って行くことが安全性を確保する上で大切です。
そして、その少しずつの過程を楽しみたいですね!
また、少しずつ縦に滑るためには、単純にライン取りを変えていくだけではなく、そのために必要な要素も増えていきます。
例えば前後バランスの強化や、吸収動作の練習、様々な事を加えていきながらでないと、なかなかリズムアップできないものです。
前後バランスの強化では、ドルフィンがとても有効です。
ドルフィンは慣れないととても疲れますので、まずは片足ずつドルフィンの動き自体(ブーツの前後動)を覚えていきたいです。
▼片足ドルフィン
前後のポジションで大切な事は、どこか一点にポジションを固定するのではなく、自分が滑り続けられるよう生きていられるポジションの範囲を広げることです。
ポジションは○×をつける事よりも、許容範囲を広げることの方が大切ですね。
ラインどりだけではなく、様々な部分を強化しながら、上達していきましょうね!
今日の片足ドルフィンターン動画ありがとうございます。
この動きは、スピードの制御が目的なのか、ターンが目的なのかお教えくださるとありがたいです。
ありがとうございます!
ドルフィンは、前に出たブーツを引き戻す練習になります。
それを片足ずつ行う事で難易度を下げております。
最終的にはドルフィンを使用したドルフィンターンへ繋げていきますので、ブーツの前後+上下動を使用したターンになります。