コブの中では「大げさすぎる」と感じるくらいの表現で!2026/2/11鷲ヶ岳コブレッスンレポート

初級1&2コブの基本(1)横スライド
担当:清水

コブ攻略において最も重要な「全てのベース」となるのが横スライドです。

今回の目的は、狙った場所に正確に横スライドし、それを連続させることで恐怖心のない低速コントロールをマスターすることでした。

【基本姿勢と「足場作り」の再確認】

 まずは整地にて、全ての土台となる基本ポジションを確認しました。

* 直滑降姿勢:上下動やテールジャンプを通じ、足首が自由に使える「すぐに動き出せる足場」を体感しました。両腕は「ゲッツ!」でバランスを取ります。

* 前傾と前圧:リラックスして胸がスキートップに傾いた状態で前方を見ていれば充分です。股関節のみを曲げるお辞儀をする運動はNGです。ステップアップしていく中で障害となります。脱力して三関節が曲がっていれば脛にプレッシャーを感じられるはずです。

* 荷重感覚: 脚に力は必要ありません!脱力すれば荷重です。
前傾外向(構え):両肩を水平にして胸を斜面下へ向けます。下半身と上体が捻じられた状態を作ります。両腕は「ゲッツ」のままで谷スキーに荷重です。足首へ身体の重さを乗せる意識です。脱力する事で足首の緊張感が得られて脚が曲り身体を小さく出来ました。谷側の手のストックグリップを、顔や胸の前に持っていきます。まるで「マイク」を持って歌うような位置です。シルエットは「マイク&ゲッツ!」です。


【直滑降から横スライド】

* 直滑降から板を横に向けて横スライド(直滑降時の姿勢→横スライドの姿勢)

* 急停止=ホッキーストップ(停止時の低い姿勢)

* 素早く構え(マイク&ゲッツ!)を作りましょう。


【横スライド連続】 

 コブでの「発射(暴走)」を防ぐための最重要アクションを練習しました。

* 脱力して荷重: 脚の力を抜いて曲げる意識で身体を小さくする。身体の重さを谷側足首へ乗せて行く事で荷重する。マイク&ゲッツでカッコ良く♪

* 伸身抜重での解放: スライドポジションから脚を伸ばして高い姿勢に戻る際、身体を長く膨張させるイメージを持ちました。

* 目線と山手グリップ:目線は谷手の「マイク」の先です。スライドして行く目標を見ましょう。山手も「ゲッツ!」で指差し確認です。 


【切り替えの精度を高める】

 左右の横スライドをスムーズに連続させるためのテクニックです。山スキーを開くシュテム動作は卒業です。両足同調操作を目指しましょう。

* 前後差を消す: 停止時にスキーの前後差を意図的に消すことで、次のターンへ即座に移行できる準備状態を作りました。(板を収める)

* ピボットへのアプローチ: ブーツを引く動きを取り入れ、伸びる方向を斜面下方向にすることで、ひねり解放を使いやすくし、後傾を防ぐ姿勢作りを学びました。素早く「マイク&ゲッツ!」が出来るように練習しましょう。左右の間にニュートラルの「ゲッツ!」がある意思を忘れずに!置いたストックの方向へ、山足の膝頭を向けながら伸ばしていくとトップが落下して行きました。ピボット操作に繋がる運動となります。

* ストックゲートドリル:両ストックをゲートにしてその間をトップを通すように回旋スライドして切り替えました。


【シルエットの重要性】 

* 足場をキープしてスキーアングルを操る: シルエットは「マイク&ゲッツ」の構えです!これを身に付けるとスライドしやすくなるだけではなく、ポジションキープ、前傾外向とスタンスの安定、ストックワークも自然に出来るようになってきます。切替で必要なピボット操作につながり、縦スライドへの導入となりますので、素早く行えるように反復練習をオススメします。

* スライドポジションとスタンス:スキーの中心に重心が乗っている事が重要です。前後差や腰幅のスタンス幅があっても良いですが、両スキーの同調操作が望ましいです。山スキーのブーツの内くるぶしを谷スキーのブーツへ寄せる意識をして荷重すると密脚となり、スライドしやすくなりましたね。


【コブでの実践アドバイス】

* オーバーアクション: コブ斜面では、整地で行った動きがどうしても小さくなりがちです。コブの中では「大げさすぎる」と感じるくらいの表現でちょうど良くなります。

* 1コブ停止①:スライドの着地点(出口)を明確にし、1コブずつ確実に停止できる精度を目指してください。

* 1コブ停止②:ボトムで停止から出口先まで横移動して切り替えてコブ裏の上部で停止。2回の停止ともに「マイク&ゲッツ」は必須です!

* スライドライン:出来るだけコブ裏の凸面をスライドする。平面や凹み部分はスキーの撓みが発生する為、バランスを崩しやすいので注意する。(ボヨヨ〜ンに注意!)正しいポジションで荷重出来ていれば、撓んだスキーに乗っていても問題はありません。

* 溝に入らない:切替を素早く行わないと溝に落ちてしまう。結果、横スライドで制動(ブレーキ)が出来ません。恐怖心に打ち勝って、メリハリのある運動をしてコブ裏の高い位置で停止できるように素早い切替を目指しましょう。スタンスが安定しない(プルークになる)時は、「サウザンステップ」や「リードチェンジ」の時を思い出してみましょう。特に腰の位置と骨盤の向きと傾きに注目しましょう。次の谷スキーにいかに早く重さを乗せられるかがカギとなります。
※注意!:溝は「グルーブgroove」です。「ボトムbottom」とは溝の最下点(奥底)を意味しています。


【次のステップに向けて】

 横スライドは、最もベーシックでありながら最も奥が深い技術です。習得する事で今後の高い目標へ進むための強い土台となります。

今回の「低速での制御」が安定してきたら、次はよりスキーをコマのように回旋させる「ピボット操作」や、コブの裏や壁をなぞる「縦スライド」、ズルドン脱却の「Cスライド」へとステップアップしていきましょう!

コブは「スライド=ズラシ」を味方につければ怖くありません。本日掴んだ「足場」と「スライド時のポジション」を忘れずに楽しんでください。

また鷲ヶ岳のコブ斜面で、皆様と一緒に滑れる日を楽しみにしております!

ありがとうございました。

本日の内容で気になる点や、次回挑戦してみたい課題はありますか?

是非、今回の感想を添えてホームページへご意見をお寄せください!次回のご入校時にアドバイスができるかもしれません♪

そして、コブ滑走の強い土台が欲しい方のご予約もお待ちしております♪

清水

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清水太志

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