
2026.02.25 鷲ヶ岳
初級2 テーマ:コブの基本(2)縦スライド
担当:奥谷 満
縦スライドの定義は、フォールラインに対してスキーを0度から45度の浅い角度を付けてスライドさせることとしています。
縦スライドのイメージとして分かりやすいのは、プルークファーレンで制動が掛かって、減速して行く状態です。斜度が有れば加速しないで等速で滑れる事が大切です。
プルークファーレン時の片脚に焦点を絞って見た時が縦スライドのイメージそのものです。
このプルークファーレンでブレーキを掛ける時に、スキートップからテール迄のエッジをしっかりと使ってブレーキを掛ける事で強い制動力が得られます。その為には、スキートップをしっかりと押さえておけるポジション。脛圧が強強に成って、胸でスキートップを押さえている前傾が大切ですね。
縦スライドでコブに当たって行くのですが、谷脇腹を収縮させて、強いくの字を作って当る事も大切です。
先ずはホッキーストップ急停止でフォールライン方向にブレーキを掛けて急停止。フォールラインに直角に成る様にスキーをしっかりと回して急ブレーキ。雪しぶきを下の方にしっかりと飛ばす感じです。停止の際に、2秒から3秒間微動だにしない事が大切でその時のポジション、足場を覚えましょう。それが出来れば、45度前後に斜行して、進行した方向(フォールラインでは無く、進行して来た方向)にホッキーストップをします。ホッキーストップ45度です。
フォールラインに対して45度迄の角度ですので、停止は出来ません。この時も45度方向に雪しぶきを飛ばす事を意識して下さい。この時のスキー板の雪からの圧の感覚、足裏の感覚、足首の感覚、膝の感覚、コマネチラインの感覚、脇腹の収縮感覚をしっかりと覚えておいて下さい。
この姿勢こそが、整地ではターンマキシマム(ターン終了間際)雪圧がいちばん強くなる時の姿勢。
コブではコブに当たる時の姿勢です。
整地でもコブでも同じです。
この45度ホッキーストップでスライドしているときが縦スライドに成っています。
▼ホッキーストップ
ウェイトシフトも強化しましょう。
斜行からシュテムを使って、直ぐにターンに入るのではなく、進行して来た方向にずっとスライドしてから横スライドに移行。今度はそれをパラレルで行います。パラレルでは傾斜が有るので、落とされて来てターンに成りますが、しっかりとウェイトシフトを行って、外側外側に重心を運ぶ事で、谷回りは縦スライド。山回りに入る所から横スライドに変わります。
外に外に重心を運んで行くのに、谷脇腹の収縮を心掛けてください。
外に外にいきやすくなります。
縦スライドするのに、外向をずっと取り続ける内なる力も必要です。この内なる力を無くして、ただ外向を取っただけだとスキーテールが落ちようとして落ちてしまい、横スライドに成ってしまいます。角度に関係無く、スキートップがテールより下に位置してスライドして行く事が縦スライドの絶対条件です。
踵に乗って縦スライドして行くのは、横スライドの斜め前進行バージョンですから、それは横スライドと考えましょう。縦スライドはスキートップもしっかりと押さえている事が大切ですので、足裏でベタッとスキーに乗って、脛圧が強強になるしっかりと掛かった状態でスライドしましょう。
縦スライドと横スライド斜め前進行の違いは、スライド途中に外向を緩めてスキーに正対してみて下さい。テールが落ちて来たら横スライド斜め前バージョン。山にカービングして切れ上がって行けば縦スライドです。この違いはとても大きいですから、是非理解して下さいね。
縦スライドを身に着けると、コブへの対応が格段に増えます。細かな事はまだまだ有りますが狙う所、入って行く所を変えるだけでウォールスライドや、ボトムスライドも出来る様に成りますので、頑張りましょう。
大雨の辛く厳しい状況でしたが、頑張って楽しんで下さってあり難うございました。
また一緒に練習してください。
奥谷 満
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