2025/5/17 初級2
テーマ:縦スライド
担当:松谷
縦スライドの定義はスライド時にテールよりトップが必ず斜面下に位置する事です。
スキーを真横に出来ない深く掘れた春コブや、緩斜面のラインコブなどには特に必要となります。
縦スライドを身につければ、滑れるコブの種類が増えますし、滑り方のバリエーションも増えますよ。
でも、スキーを横にしないで、スピードコントロールするなんて???
スキーがトップ方向に進もうとする力や、斜面下へ落下しようとする力に対して、横方向へスライド出来る力を的確に加えないといけません。
縦スライドには強いウエイトシフト、前傾、外足荷重、外向傾姿勢、身体の重さを運ぶ方向のコントロールがとても重要になります。
まずは、イナズマプルーク縦スライド動きを理解してもらいました。
ハの字に前後差、股関節の前後差、構えの前後差をつけてやると効果大です。
▼ハの字に前後差
またターン軌跡を丸く考え無いで、外と内の軌跡に直角の角をイメージしてもらいました。
傾きの少ない、逆捻りチックな滑りに変化しましたね。
特に春コブは切り返しを素早する必要がありますので、傾かないプロペラ的なスキーの回旋が必要です。
縦スライドの定義をひとつの基準として、あらゆるスキーの角度を意識的にコントロールしていきましょう!
また、縦スライドはコブの溝や壁など、コブの流れてる形状を読み取れる事も必要です。
その流れの角度までに浅く留めたいからですね。
浅く入るのが少し怖いかなというときは、ワン縦スライドからのコブ裏停止!がおおすすめですよ。
1コブずつ感触を確かめて、春は少しアグレッシブ感も愉しみましょう!
今日の練習ドリルの「外膝タッチ」は、前半からの荷重回旋!
内足をどかすドリルは、ターンの仕上げ強化!
縦スライドからの横回旋停止は、コブに倒されないブレない体幹の強化!
ホッキーストップ!などなど、たくさん練習しました。
コブでも落差を意識したり、膨らみに乗り上げたり、積極的にコブにぶつかったり、ぶつかる減速も少しは感じてもらえたのかな思います。
真っ白なガスの中でも、少し攻める気持ちが見えて嬉しかったです。
シーズン残り少ないですが、また機会あれば一緒に滑りましょう!
本日、ご参加ありがとうございました。
▼縦スライドを学ぶなら!ゼロからはじめるコブ攻略シリーズ
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