2025.2.1 鷲ヶ岳
担当 奥谷
テーマ コブの基本2 縦スライド
縦スライドとは、スキートップが常にテールよりも下に位置し、フォールラインから45度までの浅い角度で維持されてフォールラインに向かってスライドする常態と定義してます。
縦スライドが身に付くと色々なコブ、滑りへの対応が可能に成ります。
まずはスキーをしっかりと横にしてスライドする横スライドです。
この横スライドで、ポジション。
外向と傾(前傾)きをしっかりと意識させておく必要がありますよ。
ここはしっかりと身に付けておきたい土台で、基本です。
そこから、縦スライドの練習に入ります。
とにかく縦スライドでは、横スライド以上に外向傾を強くしてかつ維持ではなくやり続ける事が大切です。
これは、テールが落ちてしまい、横スライドにならない様にするためと、強いブレーキを掛けるためです。
スタンスの狭いハの字で直滑降。
そのときにブーツを真横に押す感覚で、スキーのトップからテールまでを外側に押し付けるイメージで滑ったときのスキーの傾き、開かれている角度が、縦スライドそのものです。
またしっかりと前傾を取り、スキートップに圧を掛けることにより、トップが内側に入って来ようとするのを、外に押し広げて抵抗する事も必要で、そのためにも、かなり前傾を効かせてスキートップに圧を掛けるポジションでないといけません。
ベーシックなズルドンは、軸は1つ。
縦スライドを使って、脱ズルドンから縦に滑る様に成ってくると軸は2つに成ってきます。
即ち右脚、左脚ですよね。左右への横移動です。
これが出来ないと、しっかりとブレーキも掛けれませんし、安定して滑れないですよ。
最初はシュテムを使って、重さの左右入れ替えをしっかりと行いましょう。
縦スライドの足裏の感覚を、まずはシュテムを使って感じて頂きましたね。
進行方向にスキーを開いて(シュテムさせて)ターンせずにそのままスライドさせる。
次はパラレルで同じ様にやることで、その際のスライドしてる感覚が、縦スライドの足裏感覚と同じです。
この足裏感覚を求めるスライドをコブで出来れば、バンクでもずらせます。
いやいや基本的に、どこでもスライドさせれる様に成ってきます。
そうすれば、しめたもので、コブへの対応幅が格段に上がりますのでしっかりと練習して身に付けて下さいね。
本日もレッスンにご参加して下さって、有り難うございました。
また、一緒に練習して下さいね。 奥谷 満
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