【縦スライド】外傾ではなく左右へのラテラルムーブメント!2025/5/23月山コブレッスンレポート

2025/5/23 初級2
テーマ:縦スライド
担当:松谷

縦スライドの定義はスライド時にテールよりトップが必ず斜面下に位置する事です。

スキーを真横に出来ない深く掘れた春コブや、緩斜面のラインコブなどには特に必要となります。

縦スライドを身につければ、滑れるコブの種類がが増えますし、滑り方のバリエーションも増えますよ。

まずはハの字で、縦スライドを理解してもらいました。

ハの字で強く左右にウエイトシフトをすると縦スライドが発生します。

ハの字で練習する時の注意点は、外傾の傾きをあまり意識しないで、身体の重さの左右へのスライド(水平移動=ラテラルムーブメント)を意識しましょう。

横スライドは概ねスライドさせたい方向に斜面の傾き(最大傾斜)があり、その斜面の流れが、スライドを助けてくれます。

縦スライドの場合は斜面の流れは、横スライドを邪魔する方へ働きますので、意識的にスキーを横方向へスライドさせる力を強く加え続けなければなりません。

前傾と、しっかりとした外向傾姿勢に加えてのウエイトシフト。

精度の高い左右のスライドポジションの必要性が身にしみたのではないでしょうか?

ハの字からの半制動、ハの字にブーツの前後差、股関節の前後差、構えの前後差をつければ、精度の高いスライドポジションに導いてくれますよ。

▼ハの字での半制動

コブの中では、横スライドの復習を沢山しました。

横スライドの練習は急斜面がいいですね。

落下の力が大きいので、スライドを助けてくれます。

でも、足をコブに出しても、何となくスライド出来てしまうので、おへそが腿にくっつくぐらいの強いスライド姿勢を取りたいです。

この強いスライド姿勢が縦スライドにも繋がっていくとおもいますので、しっかり練習しましょうね。

また、縦スライドに必要な事がもう一つ。

コブの流れの向きを読み取れるかが大切です。

この流れの向きにスキーの角度が合うまでが縦スライドになるからです。

自分勝手にスキー角度を振ってしまうとミスに繋がりますよ。

コブの流れ(溝や壁の向き)の向きがスキー回旋(角度)の終了ポイントとして、スキーの回旋量、回旋スピードのコントロールを身に着けましょう!

コブ裏停止! コブ裏で断続エッジング!

このドリルで、縦スライドもスライドポジションの強化になります。

▼コブ裏停止

コブ滑走では、しっかりスピードをコントロールの効いた滑りが出来たように思います。

でも失敗している時は、やっぱり横スライドポジション! 横スライド姿勢! 左右のスライドポジションを繋ぐ一瞬の直滑降ポジション(頭、腰、足元が一直線)!の不安定が原因かと思います。

課題は伸びしろですので、 シーズンも終盤ですが、一緒に今シーズンの成果の獲得と来シーズンの目標設定しっかりして行きましょうね!

本日もご参加ありがとうございました。

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