2023/2/25,26の2日間開催された鷲ヶ岳スキー場でのコブレッスンのレポートをお届けします。
まずはご参加の皆さんありがとうございました!
初級1クラスのおさらい
ターン前半のスピードコントロール。コブの中での1ターン停止をテーマにレッスンをいたしました。
まず、ターン前半のスピードコントロールですが、スキーのテールを開きだし、そのスキーに重さを乗せて、さらにスキーの側方方向へ力を働かせる事が大切です。 スキーの側方方向への働きかけは、ウエイトシフトドリルや外手ブッシュドリルが有効です。
ターンの前半で素早くズレを発生させることが出来れば、コブの中でかなり余裕が生まれます。 開きだす足は、スライドさせるというよりも、踏み変えやステップで開きだしすと良いです。
また、開きだした足で雪面を強く叩けるとよりいいですね。強く叩けると言うことは良いポジションにいないと出来ませんし、叩く事でプーツの位置がどこにあるかも教えてくれます。
将来、コブのラインどりを考えるとき、スキーを通すというイメージではなく、プーツを通すイメージにしたいですから、初級の間に自分の身体の下にプーツがある。という感覚をしっかり身につけておきたいです。
コブの中では、入口ラインを使って、まず1コブで止まるから始めました。 究極のスピードコントロールは止まるです。 止まれる自信がつけばコブの中でも余裕が生まれますよね。
また入口ラインは出口を狙うラインに比べて、すぐにコブの壁が受け止めてくれます。 そのあと横移動が入りますので、すぐに切り替えさなくても良いというメリットがあります。
でも、横移動からスキーを下に向けるのが難しくなりますので、そこはシュテム操作を積極的に使いましょう。 シュテムでリズムがとれてくれば平行に開きだしから、パラレルへする事も可能です。
ピンヘルの松のおすすめは、まずはシュテムで、かっこよく滑り込むのがいいと思います。 今日もカチカチのアイスバーンでしたが、皆さんしっかりスピードコントロールが出来てターンも連続することが出来ました。 こらからもっとコブが楽しく滑れる様に練習していきましょう!
初級2クラスのおさらい
初級2は身体の下に足元が必ずあるポジションを意識して左右にしっかり動く。をテーマにレッスンをしました。
コブでは特にターンの始まりでスキーに置いていかれない様にスキーブーツを引くという動きがとても重要となります。
整地での練習でも滑り出しにブーツが引けてるポジションを確認してからスタートしたいですね。
前のターンから次のターンの切り替えしでスキーに置いていかれない様にするドリルはストックゲートドリルが有効です。
▼ストックゲートドリル
ブーツを引くと同時に回旋を混ぜてスキーを下に向ける。
難しいドリルですが、たくさん練習することで、格段に切り替えしが楽になります。
これは、整地のカービングスキーでも有効ですよ。スキートップからターンに入っていくイメージが持てます。
それからコブの中でゆっくりとしたスピードを保つには、あと少し、前のターンを引っ張る意識があっても良いと思います。
早く次のターンにいきたい気持ちはわかりますが、少し粘る様な時間を作れば、逆ひねりの様な脇腹の収縮が強まり、しっかり減速が出来ますし、次のターンへの動きもやり易くなります。
▼参考:まるで時が止まったかのような切り替えし
これがないとコブの中で暴走に繋がるので、注意したいです。
それからターンの始まりでしっかりウエイトシフトをして、次の外脚に乗る。ターンの早いところからズレを使えればスピードをコントロールが出来ます。
ウエイトシフトドリルと外手ブッシュドリルを組み合わせて練習してみて下さい。
今日は昼からバーンが硬くなりアイスバーン状態でしたが、しっかりスピードをコントロールして滑る事が出来ていたと思いますよ。
コブからスキーを学ぶ。
その学んだ事をコブにお返ししていきましょう。きっとコブは優しく受け止めてくれると思いますよ。
どちらもピンヘルの松ちゃんからのレポートでした!
ご参加の皆さんありがとうございました!
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